皆さん、こんにちは!スタッフブログでは初めての登場です。大工の伊東です。
さて、初めてのブログということで、何を皆さんにお伝えしようかなと思った時思いついたのが、最近耳にすることが増えた「ウッドショック」についてです。ウッドショックとは、輸入木材価格の高騰のことを指します。
昨今の日本の住宅にとって輸入木材は重要な役割を担っていて、約6割の木材が輸入材で賄っているほどです。
このウッドショックの原因とされているのは、新型コロナウイルスによる影響でアメリカや中国で木材需要が高まったことと言われています。
それでは、日本にどのような影響があるのか・・・?
木材は、木造住宅の主に柱と梁に利用されています。梁は構造的に強度の強い材料が求められる為、梁の多くは輸入材に頼っている状況にあります。
梁の材料としては、米松(ベイマツ)やレッドウッド(RW)集成材と呼ばれる木材を輸入して使用していることが多いですが、ウッドショックでは、特に米松やレッドウッド集成材の価格高騰が住宅市場に影響を与えています。
一方で、柱についてはスギやヒノキが用いられることが一般的です。スギやヒノキは国産材でも調達しやすいことから、柱に関してはウッドショックの影響は比較的少ないものとされているようです。
そして、今後の見通しについてですが、世界的な木材価格の上昇で、しかも輸入材の問題である以上、世界経済の動向にも左右されるため、簡単には予測することができません。
しかし、国産材を使用する住宅には国土交通省が行っている「地域型住宅グリーン化事業」の補助金制度があります。
地域型住宅グリーン化事業は、地域材を積極的に利用することを促す制度であり、例えば、長期優良住宅を建てると最大110万円の補助金を受けられるようになっている。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造および設備に設けられた優良な住宅のことです。
夏目デザインでは、長期優良住宅の施工事例などもありますので、もし、今後の家づくりなどでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
また、ウッドショックについての進展などありましたら、このブログで紹介していきたいと思います。